陶胎漆器ってなに?
陶胎漆器ってどんなものなの?
陶胎漆器は、
陶芸と漆芸の伝統技術を
駆使して作られる工芸品です。
太古の昔。
縄文時代の土器に漆を施していたのが始まりです。
陶磁器のカラダに、
漆を施したものが陶胎漆器です。
陶胎漆器のいいところは、
陶器と漆器のいいとこどりなところです。
陶芸と漆芸は、
陶芸の釉薬技術の発展とともに、
それぞれ別々に発展を遂げはじめました。
そして徐々に姿を消して、
一度は人々から忘れられてしまった技法が
陶胎漆器です。
伝統工芸の世界ではまだまだひよっこの私ですが、
叶えたい大きな夢があります。
それはこの身体が動き続ける限り、
一つでも多くの陶胎漆器を生み出して
次代へ繋ぐことです。
技術伝承を担う普及活動を通して、
日本人が紡いできたものづくりの魅力を
一人でも多くの方にお伝えしたいです。
そして、
100年後も1000年後も残る陶胎漆器を
生み出し続け、
皆様へ「育てる幸せ」をお届けしたいです。
小林紗友里